【5分でわかる】イタリアってどんな国?

こんにちは。タカジュンです。

今回は、G7各国紹介シリーズ第2弾ということで、イタリアの歴史、現在の政治について5分でわかるよう、簡単に解説します。

 

1,イタリアの成り立ち

 

イタリアの歴史は、古代ローマ帝国から始まります。

先住のエトルリア人の王を追放し、ローマ帝国が誕生しました。

ローマ帝国の領土は広大で、最大判図となったトラヤヌス帝の時代には、地中海沿岸のヨーロッパ地域はもちろん、西は現在のフランス、東は現在のアルメニアいったいまで支配しました。

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画像:ローマ帝国最大版図(Wikipedia commonsより引用)

 

4世紀に東西に分裂すると、西ローマ帝国はすぐに滅びてしまいますが、東ローマ帝国

古代ローマ帝国以後のイタリアは、長い分裂期を迎えます。今回は、大きく分けて3つの地域に分類します。

 

・北部イタリア〜神聖ローマ帝国からの併合の圧力をかけられるも、フィレンツェをはじめとする開港都市が栄える。

・中部イタリア〜カトリック協会の首長(キリスト教のトップ)が「ローマ教皇領」という独自の領土を持っており、その統治下となる。

・南部イタリア〜イスラームなどの勢力が侵入しながらも、ナポリやシチリア島に、両シチリア王国が誕生する。


19世紀前半、

自由・独立・統一運動が展開されるも、他国、とりわけオーストリアの介入により挫折が続きました。

 

現在の世界地図のイタリアの原形となったのは、1861年のことです。

1853年のクリミア戦争でフランスへ協力すると、フランス軍の支援を得てオーストリアとのイタリア統一戦争に勝利しました。

そこから、サルデーニャ王国による、バラバラになったイタリア各地方の統一が着々とすすみました。

そしてついに1861年、トリノを首都としてイタリア王国が成立しました。

 

その後、オーストリアとの戦いに再び勝利してヴェネツィア(「水の都」と称され、イタリア北東部に位置する歴史的建造物が多くのこる都市)を獲得。

 

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画像:ヴェネツィアの街並み(pixabayより引用)

更に、対立していたローマ教皇とは1929年のラテラノ条約によってヴァチカン市国が成立して和解しました。

 

イタリアは、第一次世界大戦では戦勝国となりました。

しかし、1930年代には、ムッソリーニ率いる全体主義思想(個人よりも国家全体の利益を追求する考え方)を持つファシスト党が台頭し、第二次世界大戦ではドイツ、日本と共に敗戦国となりました。

 

現在のイタリア共和国となったのは、1946年、王政の廃止に伴ってのものでした。

冷戦時代には、アメリカら西側につき、現在もG7の一因としても重要な役割を担っています。

 

2,イタリアって!?文化・風習

 

・正式名称 イタリア共和国

・首都 ローマ

・大統領 セルジョ=マッタレッラ

・首相 ジュゼッペ=コンテ

・面積 303,000㎢(日本の0.8倍)

・人口 6,040万人

・公用語 イタリア語

・宗教 キリスト教カトリック(約80%)

・国技 サッカー、バレーボール

(Wikipediaより引用)

 

イタリアの首都、ローマには世界一小さな国「バチカン市国」があり、キリスト教や、それを巡る宗教戦争について調べると、必ずと言って良いほどイタリアが登場します。

そのため、国民のおよそ80%はキリスト教カトリック信仰しています。

 

イタリアで人気なスポーツは、なんといってもサッカーです。

イタリアのサッカーリーグ「セリエA」には、世界を代表するクラブチームが多数所属しており、世界中のスター選手が憧れるリーグの1つです。

また、サッカーのイタリア代表は4度のワールドカップ優勝を誇ります。

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そして、世界史に頻繁に登場するイタリアには当然、多くの歴史的な建造物が現存します。

UNESCOに登録されている世界遺産の数は54と、世界1位です。

ピサの斜塔コロッセオトレビの泉など、写真や映像で一度は見たことがあると思います。

イタリアの世界遺産の特徴は、街全体が世界遺産になっている場所が多くあることです。

フィレンツェ歴史地区、ナポリ歴史地区など、昔の建造物やその街並みが残っている場所が登録されています。

 

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画像:フィレンツェの街並み(pixabayより引用)

 

 

3,イタリアの政治

最後に、イタリアの政治体制についてまとめていきます。

 

イタリアは日本同様二院制を採用しており、代議院と元老院から構成されています。

 

日本と違う点は、両院とも大統領に解散権がある、という点です。

そのため、両院同時選挙が日本より起こり得ると言えるでしょう。

 

現在のイタリアは、多数の政党が乱立しています。

前回の選挙は2018年に行われ、どの政党も過半数を取れなかったため、連立での政権となりました。

複数の右翼政党が合流して同盟を結成した右派連合と、EU離脱などを掲げた5つ星運動らの連立政権がイタリアの代表となっています。

 

国王がいない議会制共和国であるイタリアは、大統領が国家元首です。

現在の大統領はセルジョ=マッタレッラ氏です。

 

大統領には首相の任命権、代議院と元老院の解散権がありますが、行政を担っているのは首相です。

 

2019年5月現在、政治経験のないジュセッペ=コンテ氏が首相を務めています。

コンテ氏は、大学の法学教授で、2018年の選挙で勝利した5つ星運動や、右翼政党の同盟によって首相に擁立されました。

政治経験がないため、彼の手腕は未知数とも言われています。

 

西ヨーロッパで多発傾向にある移民排斥運動や、イギリスのEU離脱問題などEU諸国が抱えている問題に対して、コンテ氏はどのように取り組んで行くのでしょうか。

 

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画像:ジュゼッペ=コンテ首相(Wikipediaより引用)